貸倒れの処理
売掛金や受取手形が貸し倒れたとき以下の二つの状況が考えられます。
●パターン1:前期末までに発生したもの。→ 貸倒引当金を設定済み。
◎パターン2:当期になって発生したもの。→ 貸倒引当金を設定していない。
この二つのパターンにそって勉強していきます。
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lesson.15
★ 5分で完結!中学生でもわかる簿記入門 ★(読者2306人)
2005.09.21
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<仕訳49> 貸倒れの処理 ★★★
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今現在ある「売掛金」や「受取手形」は、いつ発生したかで、
次の2パターンに処理が分けられます。
●パターン1:前期末までに発生したもの。→ 貸倒引当金を設定済み。
◎パターン2:当期になって発生したもの。→ 貸倒引当金を設定していない。
●パターン1の場合、「貸倒引当金を設定している」ということは、
↓
「その債権について、一部切捨て処理が済んでいる」ということになります。
したがって、前期末までに発生した売掛金・受取手形などについては、
貸倒れた場合には、「貸倒引当金」と相殺します。
◎パターン2のように、当期に発生した売掛金・受取手形が貸倒れた場合に
は、当期の費用として、「貸倒損失」勘定で処理します。
【練習】:::::::::::::::::::::::::::::::
売掛金100万円が貸し倒れた。
内訳は、前期に発生したものが30万円、当期に発生したものが70万円
である。貸倒引当金の残高は36万円だった。
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【答え】単位:万円
(借)貸 倒 引 当 金 30 (貸) 売 掛 金 100
貸 倒 損 失 70
※ 貸倒引当金の残高36万円(前期末までの設定分)から、
前期に発生した貸倒れ分30万円を借方に振り替える。
(よって、貸倒引当金の貸方残高は、6万円となる。)
当期に発生した貸倒れ分70万円は、「貸倒損失」として処理する。
(重要★★★)
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