費用の未払い
決算の手続で、
契約中のサービス(ここでは借り入れ)について、未払いの
費用があったら、自発的に当期分を費用として、計上します。
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lesson.050
★ 5分で完結!小学生でもわかる簿記入門 ★
<読者数2616人> 2004.09.15
関連HP https://bokikaikei.net/ (月・水・金 午前中)
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【CONTENTS】
○ 費用の未払い
(※図が見にくい方は、等幅フォントまたはMSゴシックでご覧下さい)
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○ 費用の未払い
保険契約、借り入れ、土地・建物の賃借などは、「1ヶ月」とか、
「1年」とか、「期間を基準とした契約」にもとづいて、継続的に
サービスを消費しますよね。
このような、期間を基準とした継続契約は、その契約期間中に
決算をはさむと、「決算日までの期間」と、「決算後の期間」に、
費用が区分されなければなりません。
たとえば 「 lesson048 とlesson049 」で学習した保険料は、
決算日までの消費済みの部分と、決算日以降の、翌期の保険期間に
対する前払い分に分けるのでしたよね!!(前払費用)
今回は、前払いの反対、「未払いの費用」について、学習します。
「未払費用」
たとえば、3月2日に、銀行から1000万円借り入れたと
します。(決算日は3月31日)
期間は一年で、返済日は、翌年の3月1日です。
利率は年7.3%(高!!)としましょう。
利息は、翌年の2月28日に、返済額と合わせて支払います。
では、仕訳を見ていきましょうか!
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【当期の仕訳】(単位:万円)
3/2
(借)現 金1000(貸)借 入 金1000
3/31(決算日)「借入日から30日経過」
(借)支 払 利 息 6(貸)未 払 利 息 6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※3/2 3/31(30日間)の、未払い利息の計算
借入金1000万円×0.073×(30日/365日)
=未払利息6万円
このように、決算の手続で、
契約中のサービス(ここでは借り入れ)について、未払いの
費用があったら、自発的に当期分を費用として、計上します。
未払いの費用を計上することを、「費用の見越し計上」と
呼ぶこともありますよ!!
日商3級では、前払保険料(前払費用)に次いで、出題可能性
の高い論点です。
この機会に、しっかりと覚えておきましょう!!
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◆ 練習問題
次の取引を、仕訳・転記しましょう。
・当期の1月1日に、5000万円を借り入れていた。
利息は年1.46%で、一年後の返済日に、元本と合わせて支払う。
3月31日(期末の決算)で、未払いの費用を日割りで計上する。
※2月は、28日で計算する。
【解答用紙】単位:万円
<仕訳帳>
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(借) (貸)
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<総勘定元帳の一部>
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+ 支払利息 + 未払利息
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| |
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【模範解答】単位:万円
<仕訳帳>
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(借)支 払 利 息 18 (貸)未 払 利 息 18
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<総勘定元帳の一部>
―――――――――――――――――――――――――――――――
+ 支払利息 + 未払利息
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決算日 18| |決算日 18
| |
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※18万円=5000万円×0.0146×(90/365)日
90日=31日(1月)+28日(2月)+31日(3月)
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