前払保険料の、翌期首の処理
翌期首に行う経過勘定の調整仕訳を、「再振替仕訳」と
いいます。
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lesson.049
★ 5分で完結!小学生でもわかる簿記入門 ★
2004.09.15
関連HP https://bokikaikei.net/ (月・水・金 午前中)
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【CONTENTS】
○ 前払保険料の、翌期首の処理
(※図が見にくい方は、等幅フォントまたはMSゴシックでご覧下さい)
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○ 前払保険料の、翌期首の処理
まずは、前回の復習です。
(1)期中の保険料支払い
決算まで8ヶ月前のある日、向こう1年分の保険料を前払いしました。
(借)支 払 保 険 料(1年分)(貸)現 金(1年分)
そして、保険期間の途中で決算を迎えました。
保険料を支払ってから8ヶ月経過してます。
しかし、残り4か月分は、決算日時点で見ると、翌年度分の保険料
を前払いしたと考えられます。
そこで、翌年度分の4か月分は、当期の支払保険料(費用)を取り
消し、前払保険料という、資産勘定に振り替えるのでした。
(2)決算で、翌期の4か月分を、前払いとして処理する。
(借)前 払 保 険 料(4ヶ月)(貸)支 払 保 険 料(4か月分)
前回の学習内容は、ココまで!!!!!!!!!!!!!!!!
で、ここからが、今日の内容ですよ!(^^)!
決算日の翌日になりました。
すでに前期中に支払った保険料(前払い分4ヶ月)は、当期中に、自然
と時間が経過し、消費が完了します。
そこで、翌期首に、一括して、「前払保険料」勘定(資産)を貸方に
書いて0にし、借方に、その期の保険料(費用)として、「支払保険料」
勘定を記入します。
(借)支 払 保 険 料 (4ヶ月分) (貸)前 払 保 険 料 (4ヶ月)
このように、翌期首に行う経過勘定の調整仕訳を、「再振替仕訳」と
いいます。
さいきん、日商3級で、出る可能性が高まっている論点です。
注意しましょうね。
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◆ 練習問題
次の取引を、仕訳・転記しましょう。
期首に、前期から繰り越してきた前払保険料10,000円(10か月分)があった。
これを、期首の4月1日付けで、再振替仕訳する。
【解答用紙】単位:円
<仕訳帳>
――――――――――――――――――――――――――――――
(借) (貸)
――――――――――――――――――――――――――――――
<総勘定元帳の一部>
―――――――――――――――――――――――――――――――
+ 前払保険料
―――――――――――――――
|期首 10,000 |
・―――――――|
+ 支払保険料
―――――――――――――――
|
|
―――――――――――――――――――――――――――――――
【模範解答】単位:円
<仕訳帳>
――――――――――――――――――――――――――――――
(借)支 払 保 険 料 10,000 (貸)前 払 保 険 料 10,000
――――――――――――――――――――――――――――――
<総勘定元帳の一部>
―――――――――――――――――――――――――――――――
+ 前払保険料
―――――――――――――――
|期首 10,000 |4/1 10,000
・―――――――|
+ 支払保険料
―――――――――――――――
4/1 10,000|
|
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