社債の発行
株式会社が、長期の資金を調達するために、社債券という有価証券
を発行して、一般投資家から、資金を借入れること(負債)。
この場合に生じる債務を《社債》という。
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2005.09.28
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<仕訳51> 社債の発行
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※《社債》とは …
株式会社が、長期の資金を調達するために、社債券という有価証券
を発行して、一般投資家から、資金を借入れること(負債)。
この場合に生じる債務を《社債》という。
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貸借対照表のイメージ
―――――――――――――――――――
現金預金 ×× | 借入金 ××
: : | 社 債 ×× ←ココ!
| : :
| 資本金 ××
| : :
★例えば、A社が、5年満期(5年後に償還(=返済)すること)の条件で、
社債発行により、5000万円を調達し、全額を当座預金に入金したと
します。
<社債発行時>
(借)当 座 預 金 5000(貸)社 債 5000
★社債を発行することは、会社がお金を借りている状態(借入金)ですから、
当然、貸主に、利息を支払う義務が生じます。⇒「社債利息」★★★
上記例の通り、5000万円の資金を調達し、その後、1%の利息を
当座預金から支払った場合の仕訳を考えてみましょう!
<利息支払時>
(借)社 債 利 息 50(貸)当 座 預 金 50
(費用+)
★なお、社債の発行の仕方には、平価発行、割引発行、打歩(うちぶ)発行の
3つの方法があります。(受験上、発行名は特に覚えなくてよいです。)
・平価発行 … 社債の額面どおりに発行し、入金すること。(上記のA社)
・割引発行 … 社債の額面より安く発行し、安く入金すること。
・打歩発行 … 社債の額面より高く発行し、高く入金すること。
★社債は、ほとんど割引発行されることが多く、この場合、社債の額面総額と
払込金額に‘差額’が生じます。
この差額を、※「社債発行差金」勘定(資産)★★★で処理します。
【例題】————————————————————–
額面総額5000万円の社債を発行した。期間は5年間である。
ただし、金利が他の財テク商品に比べて不利なので、割引発行とし、
4900万円だけ当座入金とした。
(借)当 座 預 金 4900 (貸)社 債 5000
社債 発行 差金 100
(資産の一種)
※「社債発行差金」勘定は、償還日(返済日)までの「利息の前払い」
のような性格です。 【繰延資産】勘定に分類されます。
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なお、受験簿記上、社債は1口100円単位で表記することが多いので、
早いうちに慣れておきましょう! ⇒ 以下の練習問題を解いてみましょう!
【練習】::::::::::::::::::::::::::::::
B社は、額面総額8000万円の社債を、100円につき98円で
発行し、発行価額(1口98円)で当座入金した。
::::::::::::::::::::::::::::::::::
【答え】単位:万円
(借)当 座 預 金 7840(貸)社 債 8000
社債 発行 差金 160
※ 7840万円 = 8000万円 ×(98/100)円
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