高島屋の経常増益は、子会社の収益増が貢献(2006.10.
日経新聞2006年1月11日の17面を見ると、
高島屋が、8月の中間決算で、前期比約5%の経常増益を達成
する見込みのようです。
実際、高島屋のホームページを見ると、決算短信が10月10日付
で公表されており、連結経常利益が前年同期比で4.9%増加する
旨が開示されています。
※参考 高島屋の連単倍率データ(単位:億円)
連結ベース 単体ベース 連単倍率
1.売上高(当期) 5120 4114 1.24
(前期) 4970 4049 1.22
2.経常利益(当期) 175 99 1.76
(当期) 167 104 1.60
上記を見ると、
売上高ベースで見ても、昨年にくらべて連単倍率は1.24倍と
増加しています。
経常利益については、子会社の貢献度はさらに高いですね。
前年同期の1.60倍も良い成績ですが、当中間期はさらに
好調で、1.76倍と、ほぼ親会社の実績に近い数字を
たたき出していますね。
単体ベースで見ると、経常利益につき、
親会社単独では104億円から99億円と減益しているのに、
連結全体では増益となっているのですから、孝行息子をたくさん
持っている会社の強みです。
このように、親会社単独の状況だけでなく、子会社管理も含めた
総合力をチェックする指標として、連単倍率を、ぜひご活用
ください。
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