経営方針とは?
※こちらの動画でも解説しています。
今回は経営方針について詳しく解説します。
前回、経営計画には2つの要素があると解説しました。
「仏」と「魂」のお話です。
魂の部分が経営方針(行動のものさし)で、仏の部分が数値計画です。
今回は、魂のほうに関係する行動指針を具体化した経営方針についてみていきます。
そもそも経営方針とは何なのか。
経営方針とは、社長が来年1年間で従業員に守ってほしい行動の指針です。
行動のものさしとなる経営方針を明示し、指導する側の社員はこれに従って指導すると、指導もうまくいきやすいです。
指導を受ける側の社員としても、その方針に沿っていれば褒められますし、そうでなければ何らかの形で指導を受けることとなるため、自分がなぜ注意されているかわからないということにはなりません。
つまり経営方針とは、社長の価値観に従って決められた「こういう目標に従って行動をとってほしい」という方向性を示すものになります。
それでは、どのようなものが経営方針となるのかについて、私が考える経営方針の具体的な内容をご紹介します。
具体的な経営方針とは、次の6つです。
1.基本方針(すべての行動の総合的な方針)
2.商品別方針(どういう商品を重点的に扱うか)
3.顧客別方針(お客様との付き合い方)
4.販売計画(販売方法など)
5.新事業・新商品に関するイノベーションの方針
6.内部体制に関する方針
1~5はマーケティングに関係しています。
マネジメントに関係するのは6だけです。
マネジメントについては、特に中小企業がこれを言い出すときりがなくなってしまいます。
経営方針は、基本的にマーケティングが中心です。
したがってお客様を第一に考えましょう。
すべての基本が、顧客第一主義です。
経営方針はこの6つの方針のイメージをもっていただければと思います。
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