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経営計画で重要な2つのポイント


※こちらの動画でも解説しています。

今回は、経営計画で外せない重要な2つのポイントについて解説します。

通常、経営計画は短期と長期の両方で考えます。

短期というのは1年で、長期は概ね5年ほどを指します。

短期の利益計画というのは、通常は予算と考えてOKです。

このいずれにせよ、経営計画には、ある2つの要素が必要です。

多くの方は、利益目標や純資産の目標や売上目標というような、会計数値を目標に、経営計画を立てます。

しかし、会計数値を目標とする計画は、2つのうちの1つにすぎません。

「仏造って魂入れず」ということわざがあります。

仏像を造るには、仏像と魂の2つが必要という意味です。

このことは、経営計画にも置き換えることができます。

数値計画は「仏像」です。

そして、魂を込めるには「行動指針(経営方針)」となります。

数値計画を立てても、それを達成するために何をしたらいいかまではわかりません。

つまり、売上を達成する、あるいは利益を達成する手前の段階で、何かしらの社員の日々の行動があるはずです。

この日々の行動こそが売上に繋がっています。

多くの経営計画では、売上や利益といった結果に対する数値計画しかありませんが、その前段階の「何をすべきか」という、売上アップや利益アップにつながる行動指針、つまり行動のものさしがないのです。

この部分をしっかりと煮詰めて、「わが社はこういう行動指針なのだ」ということを示す必要があります。

このことが、魂にあたる「行動指針(経営方針)」となります。

魂が込められた状態で仏は完成します。

経営方針と数値計画の2つが、仏と魂のように、経営計画を立てる上でどちらも外せない重要なポイントということをご理解ください。

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