消費税、4月1日から8%に!
とうとう、あがってしまいましたね。
安倍さん、支持率ダウンのたねを1個、まいてしまいました。
景気はここ2年で大幅減退する可能性が90%とみて、しかるべき大倒産時代に備えましょうね、私たちは。
要は、
「不要不急の借金はするな!」
「返済負担は今のうちに少なくしろ!」
「さらにコストダウンしろ!」
「今のメイン商品以外に、3つ以上主力商品を育てろ!」
こんな感じで、月次損益管理をいっそう厳しくすることです。
一年後、売上20%減少!なんてなってから、あわてても後の祭りですよ。
消費税を導入して価格転嫁を強要すれば、まともな消費者のいるマーケットならば、売上はぜったいに下がります。
それがミクロだろうがマクロだろうが、経済の原理だからです。
これで日本の景気が良くなるならば、それこそまさに「奇跡」でしょう。
やるにしても、3年から5年くらい早すぎましたね。
まあ、とはいえ、われわれ庶民は政治を変えることはできません。
今やれることは、民間レベルでいっしょうけんめい限られた情報を収集し、それをたよりに情報の裏を読み、けんめいに打てる手をあらゆる手段でうちつづける、これ以外にないでしょう。
しかも、本業で。
日経1面を見ると、年収500万円の世帯では、年間負担額が7万1千円増えるとのこと、月にしてほぼ6,000円の生活費アップですよ。
お父ちゃんのおこずかいがカット!ですかね…
そのかわりの減税が、
1.住宅ローン:年間最大20万円×10年が、年間最大40万円×10年
2.復興特別法人の前倒し廃止で実効税率38.01%から35.64%へ
だそうです。
1.は住宅を持てる者に対する優遇、
2.は法人などの優遇です。
「え!?じゃあ、消費増税で直撃を受けるわれわれ持たざるサラリーマンは?」
・・・ほんと、持たざるサラリーマン狙い撃ちの増税では?
と本気で思えてきちゃいます。
さらに、働く女性の社会進出などという大義名分で、配偶者控除も廃止の議論があるようです。
社会で働く女性がえらい!みたいな風潮がいきすぎると、また別の問題が出そうです。
いずれにせよ、庶民には辛い消費増税、まわりまわって中小企業からじわじわと首を絞められる消費増税です。
大企業は、中小企業に比べてあまり痛くないです。
価格競争力が強いし、資本力があるから。
あと、海外に売っているから、俺知らね?し!みたいな感じもあるでしょう(戻し益税の問題ですね)。
とにかく、覚悟を決めましょう!
税収は30兆円台に落ちる時代がくるだろう、売上はのきなみ10%以上落ちるだろう、それくらいの悲壮感があって、経営者はちょうどいいですよ。
株価もふたたび1万円を切るかもしれません。
それは、おそらく来年の2弾ロケット(10%への増税)が発射された
1?2年後にはくるというのが、柴山の意見です。
(注:違う未来だったら、良いシナリオなので、OKとしてくださいね)
さて、おまけみたいになってしまいましたが、消費税の会計処理は、「税抜方式」と「税込方式」の2つがあります。
ここでは、よりメジャーな税抜方式をご紹介しましょう。
(例1)
商品100円を仕入れ、消費税8%とともに掛けとした。
(借方)仕入 100円 (貸方)買掛金 108円
仮払消費税 8円
(例2)
商品を売上げ、代金300円は消費税8%とともに掛けとした。
(借方)売掛金324円 (貸方)売上 300円
仮受消費税 24円
以上をふまえ、決算時に仮受消費税24円と仮払消費税8円がのこっていれば、その差額16円(粗利益200円×8%)を税務署に消費税の未納額として収めます。
消費増税時代を、ともに力強く生き抜こうではありませんか!
無料メール講座
法人税申告書作成の実務
社長BOKIゲーム企業研修
無料メールマガジン
プロフィール
著書一覧
新着記事
- 立替金(3級・2級商業簿記)
立替金の定義 立替金とは、誰かのために一時的に支払った代金で、後日精算されるもの。 よく関連語句として「給料」がセットで出てくる。 立替金の概念 例:従業員の個人的な支出や取引先の負担すべき広告費などを、一時的に立て替えて支払う。 支払った金額は「将来返してもらう予定のお金」として資産に計上される。 立替金は「立替金の請求権」として扱われ、資産勘定に計上。 簿記の問題での立替金 給与支給時に従業員に対する立替金を相殺する処理が出題されることがある。 立替金の処理について理解しておくことが重要。 具体的な取引例 例:従業員の頼みで、個人的な支出65,000円を立て替え、現金で支払う。 仕訳: 借方:立替金 65,000円 貸方:現金 - 前払金(3級・2級商業簿記)
「前払金」の定義 商品などを注文した際に、品物を受け取る前に支払った手付金や内金のこと。 支払いに関連する勘定科目として「前払金」が使用される。 関連する用語:商品の仕入れなど。 「前払金」の概念 契約や注文が成立した際、手付金を支払うことが一般的。 支払った時点では品物の受け取りが確定していないため、「一時的に相手に預けているお金」として扱う。 支払った金額は資産勘定に計上され、将来的に商品を受け取る権利を持つと考えられる。 「前払金」の特性 仕入れや費用として確定しているわけではない。 目的の品物が手に入らなければ、支払った金額を返金してもらうこともある。 「前渡金」という用語も同義で使用されることがある。 取引例 - 配賦差異(2級工業簿記)
配賦差異の重要性 2級工業簿記で非常に重要な概念。 製造間接費を予定配賦や標準原価計算で計算する際に生じる差異。 試験対策として配賦差異の理解は必須。 配賦差異の定義 配賦差異は、製造間接費の予定配賦額(正常配賦額)と実際発生額との差額。 この差異の把握は、原価管理やコスト管理において重要。 関連用語 「実際配賦」、「予定配賦率」、「製造間接費」、「部門費」など。 配賦差異には「予算差異」と「操業度差異」の2種類がある。 配賦差異の計算方法 予定(正常)配賦額 = 予定(正常)配賦率 × 実際操業度。 実際発生額との差額が配賦差異。 差異の処理方法 実際発生額が予定額を上回る場合、追加コストとして借方差異(不利差異)。 実際発生額が予定額を下回る場合、コスト節約として貸方差異(有利差異)。 - 手形貸付金・借入金(3級・2級商業簿記)
手形貸付金 借用証書の代わりに約束手形を使って行われる貸付債権。 資産に分類される。 手形を使わない場合は、「貸付金」 手形借入金 借用証書の代わりに約束手形を使って行われる借入債務。 負債に分類される。 手形を使わない場合は、「借入金」 仕訳例 資金を貸し付ける場合:「手形貸付金」 資金を借り入れる場合:「手形借入金」 具体例 200万円を借り入れ、約束手形を発行し当座預金に入金された場合: 借方:当座預金 + 2,000,000円 貸方:手形借入金 + 2,000,000円 総勘定元帳への転記 資産:「当座預金 + 2,000,000円」 負債:「手形借入金 + 2,000,000円」 - 仮払金(3級・2級商業簿記)
仮払金の重要性 実務および試験対策において重要な科目。 簿記3級以上で出題され、2級、1級、会計士、税理士の試験にも登場する。 仮払金の分類 資産勘定に分類される。 実際の支出金額や内容が未確定な場合に使用する。 仮払金の定義 支出金額や内容が確定していない場合に一時的に支払う際に使用する勘定科目。 支出内容が確定した時点で精算処理を行い、仮払金は解消される。 短期間で精算されることが前提。 関連する勘定科目 現金や仮受金(負債)などが関連する。 実務での使用例 例: 出張費が確定しない場合、社員に2,000円を仮払金として渡し、実際の費用が確定した後に精算する。 例: 交通費が1,700円だった場合、差額の300円を返金して仮払金を精算。