吸収合併(合併差益)
吸収合併(合併差益)
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lesson.19
★ 5分で完結!中学生でもわかる簿記入門 ★(読者2302人)
2005.10.19
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<仕訳63> 吸収合併(合併差益)
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前回の仕訳62では、吸収合併の基本的な仕訳パターンを学習しました。
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●復習 <基本仕訳:株式の発行価額(N円)を全額、資本金とした場合>
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(借)現 金(B社)××(貸)買 掛 金(B社)××
当 座 預 金(B社)×× 借 入 金(B社)××
売 掛 金(B社)×× : :
仕 入(B社)×× 資 本 金 N円
建 物(B社)××
: :
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(上記のケースでは、受け入れたB社の資産・負債に対し、発行したA社株式
の発行価額「N円」を、全額「資本金」に組み入れた場合を示しています。)
一般に、吸収合併の場合、消滅会社から受け入れた‘資産と負債の金額’と、
これにより発行された株式の‘増加資本金の金額’に差額が生じます。
通常の増資(新株発行)や設立の場合は、払込額と増加資本金の差額を、
「株式払込剰余金」として処理しました。
しかし、《合併》という特殊な取引により生じた差額は、
「合併差益(がっぺいさえき)」という勘定科目名を使って処理します。
↓
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●株式の発行価額(N円のうち、L円のみ資本金とした場合)
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(借)現 金(B社)××(貸)買 掛 金(B社) ××
当 座 預 金(B社)×× 借 入 金(B社) ××
売 掛 金(B社)×× : :
仕 入(B社)×× 資 本 金 L円
建 物(B社)×× 合 併 差 益 N L円
: :
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なお、「合併差益」は、「株式払込剰余金」と同じく、「資本準備金」とい
う、B/S(貸借対照表)上の表示科目に分類されます。
【練習】:::::::::::::::::::::::::::::::
X社は、Y社を吸収合併し、Y社の株主にX社株式500株を交付した。
X社株式の発行価額は、1株2万円であった。半分を資本金に組み入れる。
なお、合併時におけるY社の資産は売掛金300万円、土地900万円、
負債は200万円だった。
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【答え】単位:万円
(借)売 掛 金 300 (貸)借 入 金 200
土 地 900 資 本 金 500
合 併 差 益 500
※ 資本金1000万円 = 500株 ×(2万円×1/2)
合併差益500万円 = 500株 × 2万円 資本金500万円
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