丸紅が、国際会計基準（IFRS)の早期適用を検討

同じく本日の朝刊、15面では、丸紅がIFRSのタスクフォース
を立ち上げて、2013年3月期または2014年3月期の国際会計基準
早期適用を視野に入れている、という記事が掲載されています。
世界的に、国際会計基準への移行は、合意事項のような雰囲気
がありますね。
歴史的に大きな視点で見ると、
ヨーロッパの経済圏統合の大きな成果のの一つだと、
個人的には考えています。
あのアメリカが歩み寄ろう、というのですから…。
さて、日本に目を向けると、すでに何年も前から国際会計基準
を意識した会計ルールの頻繁な変更を行っています。
いちおう、2010年3月期の早期適用を認めていますが、じっさい
に適用が強制されるのが2015年頃とも言われていますね。
もはや会計は「世界のビジネス言語」ですから、この流れに
逆らうことはできなくなってきています。
財務諸表を読む側にとっては、世界共通のルールで比較検討
できるのは、ありがたいことなので、企業としてもこの
トレンドに上手に乗って行くのが得策ということですね。
上場企業を中心に、国際会計基準への移行準備が、これから
どんどん進んでいくことになりそうです。
公認会計士資格にも、これからは少なからず、影響が
でてきそうな気配です。