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下記は、財務分析の基礎 無料メール講座 第1回の抜粋です。
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無料メールセミナー
☆ はじめての財務分析(全3回) ☆ 第1回
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テーマ「財務分析の第一歩。必要なデータをチェック!」
こんにちは!
柴山会計ラーニング株式会社の柴山です。
今日から、3回(3日間)にわたって、財務分析のことを、たのしく
学習していきましょう。
このメールセミナーは、財務諸表に関するかんたんな予備知識が
あると、よりわかりやすいので、よかったら、姉妹版無料メールセミナー
「財務諸表イロハの『イ』」と併読なさってくださいませ♪
1.財務分析の意味と、必要なデータ
財務分析とは、読んで字のごとく、
「会社の『財務諸表』を『分析・検討』すること」
なんですね。。。(*^_^*)
で、財務諸表の種類なんですが、基本は2つです。
(1)貸借対照表(Balance Sheet ;B/S)
貸借対照表 (単位:円)
―――――――――――――――――――――――――
【資産の部】 |【負債の部】
流動資産 | 流動負債
1現金預金 | 1支払手形
2受取手形 | 2買掛金
3売掛金 | 3短期借入金
4商品 | 4未払金
5有価証券 | 5賞与引当金
6短期貸付金 | 6その他
7その他 |
| 固定負債
固定資産 | 1長期借入金
有形固定資産 | 2社債
1建物 | 3退職給付引当金
2構築物 | 負債合計
3車両運搬具 |
4備品 |【資本の部】
無形固定資産 | 1資本金
1電話加入権 | 2資本剰余金
2ソフトウェア | 3利益剰余金
投資等 | (1)任意積立金
1敷金保証金 | (2)当期未処分利益A ←←←・
2長期貸付金 | 資本合計 ↑
――――――――――――|―――――――――――― ↑
資産合計 | 負債資本合計 ↑
============|============ ↑
↑
↑
↑
(2)損益計算書(Profit and Loss Statement) ↑
↑
損益計算書 (単位:億円) ↑
――――――――――――――――――――――――― ↑
1売 上 高 ↑
2売 上 原 価 (?) ↑
―――――――――――――― ↑
売 上 総 利 益 ↑
3販売費及び一般管理費 (?) ↑
―――――――――――――― ↑
営 業 利 益 ↑
4営 業 外 収 益 ↑
5営 業 外 費 用 (?) ↑
―――――――――――――― ↑
経 常 利 益 ↑
6特 別 利 益 ↑
7特 別 損 失 (?) ↑
―――――――――――――― ↑
税引前当期純利益 ↑
法人税、住民税及び事業税 ↑
―――――――――――――― ↑
当 期 純 利 益 ↑
前期繰越利益(※去年までの利益) ↑
―――――――――――――― ↑
当期未処分利益(※処分可能な利益) A →→・
==============
以上は、姉妹版の無料メールセミナー「財務諸表イロハのイ」で、
わかりやすく扱っていますので、そちらをご参照下さい。
で、今回は、もっと『入門段階での財務分析』に適したかたちで、
上記の2つの財務諸表を、『簡略化』してみますね。
☆財務分析のスタート用
【簡略化したB/S】
貸借対照表
―――――――――――――――――――
|流動資産 ××|流動負債 ××|(3)
| | |
(1)| |——————|
| | |←他人資本
|——————| |「株主以外の取分」
| | |
(2)|固定資産 ××|固定負債 ××|(4)
| |=========|
| |
| |資 本 ×× ←自己資本
| | 「株主の取分」
| | (5)
―――――――――
【簡略化したP/L】
損益計算書
―――――――――――――――――――
売上高 ×× ←年商
:
売上総利益 ×× ←第一段階の利益(1)
:
営業利益 ×× ←第二段階の利益(2)
:
経常利益 ×× ←第三段階の利益(3)
:
当期純利益 ×× ←最終段階の利益(4)
以上で、会社の財務体質に関する『健康診断』レベルのチェックは、
必要十分です。
================================
☆ 会社の健康診断(財務分析の第一歩)は、
B/Sを(1)?(5)のグループに分け、
P/Lを利益(1)?利益(4)に分けるだけで、OK!
================================
2.財務分析を行うときは、3つの視点で決算書をチェック!
では、会社の財務状態をチェックするときの、3つの視点について、
理解しておきましょう。
視点1 その会社、もうかってるの?【収益性】
会社は、営業活動を行って、お客さまから報酬を受け取ります。
『売上』です。
そして、この売上から、必要経費を引いて、『利益』を計算します。
「その会社が、どれだけ本業から利益を獲得したのか」
まずは、これをチェックするのが第一です。
一番最初に見るべきは、『最終利益』、つまり当期純利益です。
|まずは、当期純利益が『黒字』か、『赤字』か?|
それだけを、見てください。
こまかいところは、あとでいいんです。
視点2 その会社、返済能力はあるの?【安全性】
会社は、財産を持っています。
で、一番かんたんでわかりやすいのが、
決算日から一年以内に換金できる財産【流動資産】と、
決算日から一年以内に返済すべき負債【流動負債】との、
大小関係です。
流動資産が流動負債より大きければ、
『当面の返済能力に、余裕あり!』と判断できますよね。
それ以外の、こまかいところは、第2回で学びましょう。
視点3 その会社、毎年、進歩してるの?【成長性】
会社は、いったん設立したら、できるだけ長く営業活動を
続けようと、努力しますよね。
近い将来、解散することを想定して運営される会社は、通常、
ないと思います。
そして、会社は、常に努力をして、成長していかなければ
なりません。
いつまでも、創業当初の「こどものまま」では、困りますよね。
そこで、去年より今年、今年より来年と、会社が成長過程に
あることを、決算書で確かめていく必要があります。
一番かんたんなのは、P/Lの一番上、売上高を3年前ぐらい
から、比較してみることです。
成長している会社なら、順調に伸びていることが多いです。
以上、3つの視点から、財務分析を考えると、非常に知識が
まとまって、学習しやすくなりますよ。
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未着品に関連する用語
貨物代表証券
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船荷証券
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商品を受け取る権利を証明する。
転売可能であり、資産として計上。
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この場合、使用する勘定科目は「未着品」。
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未着品に関連し、到着後は仕入勘定に振り替えられる
関連する勘定科目
「未着品」
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貨物代表証券の仕組み
所持者が輸送中の商品に対する権利を持つ証書
商品到着前に転売された場合、「未着品売上」として計上
商品到着後、貨物代表証券と引き換えに現物を受け取った際、
借方:仕入
貸方:未着品
取引の具体例
取引①
原価240,000円の船荷証券を翌月末払いで取得
仕訳: 借方:未着品 240,000円 / 貸方:買掛金 240,000円
取引②
船荷証券の2/3が到着(240,000円 × 2/3 = 160,000円)
仕訳: 借方:仕入 160,000円
- 配賦(2級工業簿記)
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配賦とは、製造間接費をあらかじめ定められた基準に従って、各製品や部門に分配する手続きのこと。
関連用語
「実際配賦」「予定配賦」「製造間接費」「部門費」などが関連する用語。
実際配賦の計算手順
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具体例
実際製造間接費:945,000円(変動費340,000円、固定費600,000円)
実際操業時間:450時間
計算式:945,000円 ÷ 450時間 = 1時間あたり配賦率 2,100円
製品ごとの配分
製品No.10:2,100円 × 210時間 = 441,000円
製品No.20:2,100円
- 為替、純資産(資本)、証券
為替について
為替は現金以外の方法で金銭を決済する手段を指す言葉(為替手形、小切手、銀行振込など)。
為替には「内国為替」と「外国為替」の2種類がある。
内国為替
国内で行われる金銭の決済。
外国為替
国内と国外の間で行われる金銭の決済(例: 外国通貨を日本円に換算)。
一般に「為替」という言葉は外国為替を指すことが多い。
外国為替の重要性が増しており、円安が進行中(2024年、1ドル約150円)。
為替レートは通貨間の交換レートであり、国際取引において重要な指標。
純資産(資本)について
会社の総資産から総負債を引いた部分、会社が実際に保有する資産の価値。
仕訳で純資産が増加する場合は貸方(右側)、減少する場合は借方(左側)に計上。
- 得意先元帳(3級・2級商業簿記)
得意先元帳の重要性
試験では出題頻度は低いが、実務では非常に重要
コンサルティング業務で頻繁に使用しており、実務面でも理解が必要
得意先元帳とは
売掛金を統制勘定として管理し、相手先別に詳細な記録をつける帳簿
統制勘定:複数の関連項目をまとめて管理する勘定科目
「人名勘定」
取引先ごとに個別に管理する勘定科目
例:仕入先元帳では「A社勘定」「B社勘定」など
得意先元帳の別名
得意先元帳は別名「売掛金元帳」とも呼ばれる
仕入先元帳は「買掛金元帳」とも呼ばれる
本社経理部と営業部の役割の違い
経理部:総勘定元帳で売掛金全体の残高を管理
営業部や債権管理部:得意先元帳で相手先別に売掛金を管理
得意先元帳の実務上の重要性
取引先ごとの残高を把握し、請求書の発行や回収業務に必要不可欠
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