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月次損益、原価計算表(2級工業簿記)


月次損益

定義: 1ヶ月単位で行われる損益振り替えに用いられる損益勘定。
重要度: 星2つ(2級試験で重要)。
特徴:
・通常の損益勘定は1年単位だが、月次損益は毎月振り替える。
・商業簿記では、決算整理仕訳後に収益・費用をゼロにして損益勘定に集計し、当期純利益を計算する。
・工業簿記では毎月の原価計算(完全工業簿記)が行われ、業績の確定と管理会計に活用される。
実施内容: 毎月売上や売上原価、販売費、一般管理費などを月次損益勘定に振り替え、損益を確定。

原価計算表

定義: 一定期間における製品ごとの材料費、労務費、経費の集計表。
重要度: 星2つ(2級試験で重要)。
関連語句: 補助元帳、仕掛品勘定、製造指図書。
製造原価の分類:
・材料費: 物品の消費額。
・労務費: 製品製造にかかる賃金や労働サービスの消費額。
・経費: 材料費や労務費以外の費用。
集計方法:
・個別原価計算: 特定の製造指図書ごとに集計。
・総合原価計算: 継続的な製造で各項目を整理。
具体例:
・直接材料費、直接労務費、製造間接費を細かく集計(例: 直接材料費が129、労務費が159、間接費が146)。
・原価の配分を重要視。
総合計: 原価計算表の合計が234となることを確認。


このように、「月次損益」と「原価計算表」は企業の財務管理において重要な役割を果たします。

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