公社債の利札(３級・２級 商業簿記)

公社債とは

国債、地方債、社債などの債券を指す。

利札の定義

公社債の証書に付属している「利息の引換券」のこと。

関連語句

現金勘定、受取利息、有価証券利息 など。

利札の機能

公社債に対して、年利に基づいて利息が支払われる。
利息を受け取るために証書本体に「利札」が貼り付けられている。

利札の仕組み

利札には利息を受け取るための開始日（利払日）が記載されている。
例：第1回利払日が3月31日、第2回利払日が9月30日など。
期日が来ると、利札を証書から切り離し、金融機関に持ち込むことで現金を受け取る。

現金勘定の取り扱い

利札を切り離し、利息を現金で受け取ると、その金額は現金の増加として処理される。

実務の変化

昔は上場企業などで公社債の利札が使われていたが、現在ではあまり一般的ではなくなっている。

試験における重要性

商業簿記の3級・2級では出題頻度は低くなったが、簿記一級や会計士などの資格試験においては知識として覚えておくと良い。