お問い合わせはこちらから

有価証券報告書に監査報酬開示を義務付け(2007.1.1)

2007年1月8日の日経1面です。
金融庁が、2008年度にも国内の上場企業などに対し、
監査法人に支払った監査報酬の額を有価証券報告書(証券取引法
で開示が強制されている決算報告資料)に明記するよう義務付ける
方針を固めたようです。
不正に対する監査法人のチェックが厳しくなることを期待した
措置ですね。
そういえば、今から20年近く前の会計士受験生のころ、
いろいろな監査法人の募集案内を見ていましたが、
だいたい、新人の会計士の初任給は、
当時で年間400万円?500万円といった
ところだったように記憶しています。
年間の就業時間を2000時間(250日×8時間)と
すると、だいたいの時給は2000円?2500円くらい
でしょうか。
1日8時間×2500円と仮定するならば、
日給2万円くらいという勘定になるかもしれません。
もちろん、このほかに社会保険料も一部負担してもらって
いますから、人件費というくくりなら、もうすこしコストが
あがる気もしますが。
ともあれ、新人で1日2万円のコストとするなら、
ベテランでその2?3倍と考えれば、おおざっぱではありますが、
監査報酬の想定値が推算できます。


仮に会計士1人当たり3万円の人件費なら、他の原価を
無視して労働分配率を50%とするならば、
倍の6万円を1日あたりのフィーとしてチャージしないと、
監査法人としての運営は難しくなるかもしれません。
新人、ベテランおりまぜて、会計士1人当たりのコストを
平均5万円とすると、1日の監査フィーは会計士1人あたり
10万円くらいになるかもしれません。
まあ、先ほどの6万円と10万円のあいだをとって、
これもざっくり8万円くらいとすると、
5人くらいの会計士が決算期に10日程度の日程で
監査に来たら、
あくまで推定ですが、延べ監査時間400時間くらいで
8万円×5人×10日=400万円程度には
なるのでしょうか。
●400時間=5人×8時間×10日
今気付きましたが、
この計算だと、「監査人一人あたり、一時間の監査フィー
が1万円」という推定になっていますね。
この数字がどの程度実態を表しているかどうか
わかりませんが、「監査報酬の額」と「監査時間」の間に、
それなりに相関関係があるとしたら、
面白いですね。
(注)上記の数字は、柴山の想像による推測ですから、
   実際の監査報酬の算定プロセスとは異なることもあります。
   あくまで、一つの説例ないし仮定計算としてご理解ください。
→ 仕事に使える決算書の基本を徹底的にマスターするためのDVD講座

法人税申告書の作成実務

無料メール講座

  • 一般原則解説セミナー
  • 連結財務表の基礎
  • 財務諸表のイロハのイ
  • 領収証の基礎知識
  • 勘定科目と仕訳の基礎
  • 日経新聞の読み方
  • 小学生でもわかる簿記入門無料メール講座
  • 柴山式簿記1級スピード合格法無料メール講座
  • 簿記2級独学合格メソッド 無料メール講座

法人税申告書作成の実務

法人税申告書

社長BOKIゲーム企業研修

社長BOKIゲーム企業研修

無料メールマガジン

会計スキルアップ無料講座

プロフィール

公認会計士・税理士 芝山政行

著書一覧

著書一覧

新着記事

カテゴリー

運営会社

芝山会計ラーニング株式会社 東京都新宿区高田馬場1-33-13
千年ビル804号
TEL:03-6265-9540
FAX:03-6265-9541
取材・お問い合わせ