NTTの大幅増配と、みずほの500円増配。(2006.5.1)
ゴールデンウィーク中の5月3日・1面の日経記事に、
配当に関する話題が2つ出ていました(関連記事が3面にも)。
2006年3月期も、引き続き企業業績が好調であることを
示す象徴的な話題ですね。
まずは、NTTです。
2007年3月期の年間配当を8000円?9000円と
前期(6千円)より3割から5割の増加をする可能性が高い、
とのことです。
これまでは、NTTの株主利益還元策としては、
自社株買いによる方法が多かったのですが、
その背景には、政府が保有していた株式の放出による
需給バランス悪化を緩和する狙いもありました。
しかしながら、ここにきて政府保有株の売却が一段落し、
株主への利益還元として配当を強化するという方針への
転換が見て取れます。
なお、5月9日現在の
NTTの配当利回り(1株あたり配当/株価)は、
(6000円/532000円)×100≒1.12…%でした。
これが、もしも9000円の配当になれば、
配当利回りは(9000円/532000円)×100≒1.69…%に
上昇しますね。
配当利回り1.5%以上は、今時、なかなかの魅力です。
つぎに、みずほフィナンシャルグループが、2006年3月期の
年間配当を4000円とし、従来計画より500円増配する、との
方針が明らかにされました。
本業の回復により、連結最終利益が過去最高を記録したようで、
その結果、株主への利益還元を強化することになりそうです。
連続の増配です。
なお、みずほの株価は、上記の新聞記事を好感したのか、
前日比3.06%アップの101万円の取引値となりました。
そういえば、NTTも前日比で4.31%も株価を上昇させ、
532000円としましたね。
増配の報道は、株価上昇の有力な材料といえます。
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