キャッシュフロー計算書入門 無料メール講座全3回
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第2回 営業活動によるキャッシュ・フロー
第3回 投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー
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キャッシュフロー計算書入門 無料メール講座 第1回の抜粋
無料メールセミナー
☆ キャッシュ・フロー計算書の入門(全3回) ☆ 第1回
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テーマ「貸借対照表の限界と、キャッシュ・フロー計算書の役割」
こんにちは。
柴山会計ラーニング株式会社の柴山です。
今日から、3回(3日間)にわたって、キャッシュ・フローの入門知識
を学習していきます。
利益とキャッシュの違いを、よ?く、理解してくださいね(笑)
では、さっそく始めましょう!!
1.そもそも、「キャッシュ(資金)」って、なに?
キャッシュ(資金)とは、現金と現金同等物(※)の総称です。
(※)現金同等物…簡単に換金できる短期投資(3ヶ月以内の期間の
定期預金など)で、株式・債券などの価格変動が
激しいものを除きます。
現金同等物の例としては、銀行預金や郵便貯金などをイメージしてい
ただければよいでしょう。その他の細かいところは、無視してもOK!
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☆ キャッシュ・フロー計算書の主役は、「資金」です。
資金とは、現金と現金同等物のことです。
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2.貸借対照表の2期比較と、それを補うキャッシュ・フロー計算書
貸借対照表は、ご存知の方も多いと思いますが、企業の持つ財産を、
左右対称に表示した財務諸表です。
右側(貸方)には、資金の出し手である債権者や株主への帰属分を
あらわします。
左側(借方)には、資金の受け手である企業の所有する資産
を、具体的に、縦一列で、現金に近い順に並べて表示します。
(流動性配列法といいます。)
(事例)簡略な貸借対照表の2期比較(単位:万円)
貸借対照表(去年) → 貸借対照表(今年)
――――――――――――― ―――――――――――――
現 金 20|負 債 40 現 金 38|負 債 34
売掛金 35|資本金 50 売掛金 48|資本金 50
建 物 45|留保利益10 建 物 44|留保利益46☆
―――| ――― ―――| ―――
計 100| 計 100 計 130| 計 130
=== === === ===
| ↑
・―――――――――――――――・
☆(一年で増えた利益=純利益は36)
これだけ見ると、会社は、一年で36万円の利益を獲得し、
それに見合った額の資産(財産)を増やしたり、負債(借金など)
を減らしたりしていますね。
もちろん、資産には、現金のほかに、売掛金などの金銭債権や、
商品在庫・建物などの現物財産もあります。
そのうち、現金は、合計で去年より18万円増えたことはわかり
ますね。
でも、それだけです。
上記の貸借対照表の2期比較だけでは、現金に関する次のような
詳細な情報が、明らかにできません。
☆現金(≒資金)18万円の増加の詳細な内容は?????☆
1 本業から、どれだけの資金を獲得したのか?
2 将来のための投資活動に、どれだけの資金を投入したのか?
3 上記1と2の資金活動の結果、どれだけ資金が不足して銀行
から融資を受けたのか?
あるいは、資金が余って、返済したのか?
キャッシュ・フロー計算書は、このように、2期比較で判明した資金
の増減額を、こまかく検討するために作成される財務諸表なのです。
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☆ キャッシュ・フロー計算書は、2期比較の貸借対照表における
資産の増減のうち、現金に関する増減を、3つの活動内容に区分
して、詳細に表示することを目的としています。
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3.キャッシュ・フロー計算書のポイント
キャッシュ・フロー計算書は、2期比較の貸借対照表における資金の
増減を、3つの活動内容に区分して表示することが目的です。
【図示】
活動の内容 貸借対照表 損益計算書
――――――― ―――――― ――――――
1営業活動 本来の営業目的 売掛金、商品 売上高、
買掛金など 売上原価など
2投資活動 設備投資、株式 固定資産、 ―
有価証券など
3財務活動 融資、資本 借入金、社債 ―
資本金など
上記1から3の、それぞれの資金収支を合計すると、2期比較の貸借
対照表における、資金の増加高と一致します。
けっきょくは、「利益があがっても、それがすべて、現金以外の資産
に姿を変えてしまうようでは、会社の資金繰りは、ぜんぜん楽にならな
いんだ」ということを、正しく理解しましょう。
だから、会社によっては、「利益が上がっても、納税資金や配当金の
支払いのための資金を、決算対策として、毎年、銀行から当然のごとく
借り入れる」という、悪しき慣習が断ち切れない場合もあるのですね。
「利益があるのに、なんで現金は残らないの?」
これは、経営者なら、どこかで一度は抱く疑問です。
このような問いに対して、
「それは、会計理論で、『発生主義』という考え方を採用しているから
だよ」なんていう説明では、会計学を知らない経営者は、納得しません。
そこで、キャッシュ・フロー計算書の出番、となるわけなんですね。
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☆ キャッシュ・フロー計算書における3つの活動区分は、
営業活動・投資活動・財務活動です。
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第2回 営業活動によるキャッシュ・フロー
第3回 投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー
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無料メールセミナー著者プロフィール
1965年10月27日川崎で生まれる。
血液型はAB型。
小学生の時に東京・板橋へ引越。
高校まで、軟式野球に熱中した。
埼玉大学経済学部に5年在籍。
在籍時はクラシック・ギターに没頭。
演奏会で独奏をする。
3年時の訪問販売で、営業のスキルと発想法を学ぶ。
4年時に、内定が決まっていた大手生保会社への就職を辞退して、
自らリスクを追って無職となり、
3年以内に公認会計士試験に合格すると決意し、受検生活に入る。
当時はバブル後期で、同級生の多くが大手金融機関などに就職した。
柴山自身は同期の中でマイナスからのスタート。
営業の仕事で身につけた独特のスタイルとスキルで、
勉強嫌い、大学5年在籍の状態から1992年(平成4年)に
公認会計士2次試験への合格を果たす。
1992年10月 | センチュリー監査法人に入所。 |
1997年 6月 | センチュリー監査法人を退所。 |
1998年 7月 | 一年間の個人会計事務所勤務を経て、柴山政行公認会計士事務所を開設。 当時は顧客ゼロからスタート。 |
2000年前後 | 会計事務所、会計コンサルティング、講師業の3つを事業の柱として、スタッフなしの一人体制で3年目に初年度の年商280万円から1800万円へと、いっきに6倍強へと売上を増加させた。
事業の撤退を自ら体験するために、たいやき屋を短期間で運営したことがある。当時、食品衛生責任者の資格を取得。 |
2004年 4月 | 合資会社柴山会計ソリューションを設立。以降、本格的にインターネット事業に乗り出す。 ホームページを独学で作成し、初年度より売上実績を作る。 同年、メールマガジンを2本創刊する。 メールマガジンは、最大で読者数5万5千人となる。 |
2006年 4月 | 雑誌「プレジデント」にて、「会計考現学」の連載をスタート(現在も執筆中)。 |
2008年 9月 | 「Google経済学」を執筆。5万部のヒットとなる。 |
2009年~2012年 | 毎年著書を発表し、20冊の書籍数を超える。 |
2011年 5月 | NHK「仕事ハッケン伝」に出演。 |
2012年 4月 | TBS「朝ズバ!」に柴山のコメントと著書が出る。 |
2013年 6月 | 会計事務所が創立15周年を迎える。 |
著書 約30冊
- 銀座の立ち飲み屋でなぜ行列ができるのか?(潮出版社)
- Google経済学(グーグル経済学)~10年後にトップに立てる新経済学入門~
(フォレスト出版) - 半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか―お金は裏でこう動く(幻冬舎)
- 「餃子の王将」決算書で、儲けのポイントがサクッとわかる(光文社)
- 儲かる会社に変わる「バランスシート」革命(光文社)
- 一目で見抜く!財務諸表解読法―ざっくり押さえて仕事に役立つ会計の本
(秀和システム) - 銀座を歩けば経済がわかる!(フォレスト出版)
- グーグル会計学(フォレスト出版)
- サバイバル会計学(PHP研究所)
- できる人の「会計思考」入門(三笠書房)
- トラの子を増やす決算書の読み方(中央経済社)
- フリーランス&個人事業主のための「確定申告」(技術評論社)
- 電子書籍「不況を生き抜く生活の知恵 公認会計士が教える裏会計学」
(バレーフィールド) - ストーリーで頭に入る日商簿記3級超入門(エクスナレッジ)
- ラクラク突破 ストーリーで頭に入る日商簿記3級合格一直線(エクスナレッジ)
- 日商簿記受験生のための 簿記単 あいまいな用語がすぐ分かる (とりい書房)
- 試験攻略入門塾 速習! 日商簿記3級(中央経済社)
- ボキトレ 日めくりドリル 日商簿記2級 商業簿記&工業簿記
(日本能率協会マネジメントセンター) - 3時間でわかる簿記入門(早稲田経営出版)
- 3時間でわかる原価計算入門(早稲田経営出版)
- 3時間でわかる会計学入門(早稲田経営出版)
- 最短でうかる!日商簿記対策講座講座(早稲田経営出版)
- 最短でうかる!日商簿記2級講座商業簿記(早稲田経営出版)
- 最短でうかる!日商簿記2級講座工業簿記(早稲田経営出版)
- 最新原価計算の基本と仕組みがよーくわかる本(秀和システム)
- 最新減価償却の基本と仕組みがよーくわかる本(秀和システム)
- 出る順問題集 日商簿記3級(中経出版)
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報酬 職務の遂行に対する対価として支払われる現金やその他の資産。 従業員の報酬 給与手当(指示命令系の仕事)。 役員の報酬 役員報酬(専門家としての経営成果に対する報酬)。 経営プロフェッショナルとして経営を委託されるため、給与とは区別される。 専門家報酬 会計士や税理士に支払う報酬(業務委託の形)。 連結決算 親会社と子会社などの企業群の決算を合算して、グループ全体の損益を算出する手法。 上場企業においては、単体決算だけでなく、連結決算が重視される。 連結決算に基づく財務諸表は「連結財務諸表」と呼ばれる。 英語表記は「Consolidated Financial Statements」。 有価証券報告書 上場企業や一定規模以上の企業が作成し、外部に開示する義務がある報告書。 - 製造間接費(2級工業簿記)
製造間接費の定義 製造間接費は、間接材料費、間接労務費、間接経費の合計額。 これらの費用は直接製品に関連付けられないため、基準を用いて製品に配分する。 製造間接費の配分基準 直接作業時間や機械運転時間、直接労務費などが配分基準として使用される。 作業時間が多い製品には、より多くの製造間接費が配分される。 関連する用語 間接材料費、間接労務費、間接経費、配賦率、配賦、仕掛品 など。 配賦率は、1時間あたりの製造間接費を示し、基準に基づいて製品ごとに製造間接費を配分するために使用される。 製造間接費の配分方法 製造間接費は直接製品に関連付けられないため、合計額を配分基準に基づいて配分する。 直接作業時間や機械運転時間などの基準を使用して、配賦率を算出し、製品ごとに配分。 - 退職金、総務、経理
退職金 簿記2級から登場、簿記1級では頻繁に出題 企業で長年働いた役員や従業員に支払われる金銭 長期間の勤務に対する対価として、支払額は大きくなることが多い 退職金を毎年積み立てることが望ましい 退職給付引当金として負債計上 役員への退職金は「退職慰労金」と呼ばれることもある 簿記では従業員に対する退職金の引当金を覚えることが重要 総務 企業内で重要な役割を担う管理部門 人事、経理、広報などの専門部署がない場合、業務をまとめて担当 企業によって役割や業務内容が異なる 大企業では株主総会の準備や社長秘書業務なども含まれる 中小企業では管理業務のほとんどを担当することがある 営業部門や製造部門などの専門部署以外の事務を担当 経理