取引を、「結果」と「原因」に分解しよう!● (取引その1)銀行から、現金を借り入れた。
取引を、「結果」と「原因」に分解しよう!
たとえば、会社内に、現金が100万円増えることを想像してみて
ください。
これは、「現金という『財産』の増加」といった「結果」です。
そして、この財産の増加には、かならず何らかの原因があるはず。
たとえば、次の3パターンなんか、よくありがちですよね(^^♪
結 果 原 因
―――――― ―――――
1 「商品を売り上げた」 ⇒ 「現金増加」 と 「売 上」
2 「銀行から借りた」 ⇒ 「現金増加」 と 「借入金」
3 「店主からの元手」 ⇒ 「現金増加」 と 「資本金」
…このように、簿記の世界では、ある取引を「財産の増減(=結果)」と
「その原因」に分解して考えるのが、はじめの一歩となります。
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| 1つの取引 = 「財産の増減(=結果)」 + 「その原因」 |
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● (取引その1)銀行から、現金を借り入れた。
たとえば、銀行から現金200万円を借り入れたとします。
取引の分解 ⇒ 「現金200万円の増加」(結果)と
「銀行から借入れた」 (原因)
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* ― 総 勘 定 元 帳 ― *
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* (入) 現 金 借入金 (発生) *
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* 200万円 | | 200万円 *
* | | *
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現金のような財産は、「左が入金(+)」、「右が出金(―)」と
おぼえておきましょう。
財産の増加原因(ここでは借入金)は、わざと反対に書きます。
したがって、増加原因は、「右が発生」となります。
(なぜ、なんてまだ聞かないでね!今はちょっと専門的な話で
むずかしく感じてしまうから…いずれ、時が来たら説明します。
まずは、そんなもんかいな、ってないい加減なカンジでOKです。
とにかく、何度か書いて、慣れちゃってくれると、ウレシイです♪)
…ちなみに、一つの取引を2つの要素に分解し、帳簿の左と右に対照的
に記入するやりかたを、「複式簿記」といいます。
◆練習問題
次の取引を、総勘定元帳に記入してみましょう。
取引1 現金150万円を借り入れた。
2 銀行から240万円を借り入れ、現金を受け取った。
3 銀行から借財をし、300万円を現金で入金した。
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* *
* ― 総 勘 定 元 帳 ― *
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* (入) 現 金 借入金 (発生) *
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* 1( )| |1( ) *
* | | *
* 2( )| |2( ) *
* | | *
* 3( )| |3( ) *
* *
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(こたえ)
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* *
* ― 総 勘 定 元 帳 ― *
* *
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* (入) 現 金 借入金 (発生) *
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* 1(150)| |1(150) *
* | | *
* 2(240)| |2(240) *
* | | *
* 3(300)| |3(300) *
* *
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⇒ 次回は、店主からの出資取引を学習します。
お楽しみに!
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