約束手形の割引
割引とは、手形の裏面に署名等をし、銀行に
持ち込んで、割引料を引いた残額を早期にもらえる制度
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lesson.021
★ 5分で完結!小学生でもわかる簿記入門 ★
(旧題:5分でわかる!使える!!簿記入門)
2004.07.05
(月・水・金 午前中)
関連HP https://bokikaikei.net/
<毎日更新⇒今日のワンポイントは「偶発債務」!手形割引に関連します!>
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【CONTENTS】
○ 約束手形の割引
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みなさん、こんにちは。しばやまです。
今回は、皆さんにお知らせです。
このたび、本メルマガのタイトルが変わりました。タイトルは変わっても、
内容は従来と同じコンセプトです!ひきつづき、よろしくね(^o^)/
(※図が見にくい方は、画面の表示を等幅フォントにしてみて下さい!)
○ 約束手形の割引
前回の裏書のところでも説明したように、約束手形を受け取ると、手形に
記載された金額は、満期日が来るまで銀行に振り込まれてきませんね。
受取人にとっては、満期までの数ヶ月間、入金がないのです。
そこで、前回では、約束手形の裏面に署名等をして、支払手段として使え
るということを学習しました。
今回の割引も、同じく手形の裏面に署名をするのですが、その手形を
銀行に持ち込んで、一定の割引料を差し火たかれた金額を、早期に入金できる
というところが違います。
もういちど、せいりしますと、割引とは、手形の裏面に署名等をし、銀行に
持ち込んで、割引料を引いた残額を早期にもらえる制度なのです。
銀行だって商売ですから、たとえば10万円の手形を持ち込んだら、1千円
とか2千円とか、手数料代わりに天引きしますよね!
この天引き部分を、簿記の世界では、「手形売却損」勘定、または「支払割引
料」勘定を使って借方記帳します。
どっちの勘定科目を用いるかは、その時々の問題文に従って考えます。
(仕訳例)
手持ちの約束手形(額面200,000円)を、銀行で割引に付し、割引料8,000円
を差し引かれた残額を、当座預金に受け入れた。
(借)当 座 預 金 192,000 (貸)受 取 手 形 200,000
手 形 売 却 損 8,000
◆ 練習問題
次の取引を、仕訳・転記しましょう。
1)D社は、商品を売上げ、得意先振出の40万円の約束手形(2ヶ月満
期)と50万円の約束手形(3ヶ月満期)を受け取った。
2)翌月、上記のうち、2ヶ月満期の約束手形を、64万円の仕入取引に
さいして裏書譲渡し、残額を掛けとした。
3)翌々月、3ヶ月満期の約束手形を銀行で割引に付し、割引料2万円を
差し引かれた残額を、当座預金に預け入れた
【解答用紙】単位:万円
<仕訳帳>
―――――――――――――――――――――――――――――
1)(借) (貸)
2)(借) (貸)
3)(借) (貸)
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<総勘定元帳>
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当座預金 買 掛 金
| |
| |
受取手形
|
|
仕 入 売 上
| |
| |
手形売却損
|
|
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【模範解答】単位:万円
<仕訳帳>
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1)(借)受 取 手 形 90(貸)売 上 90
2)(借)仕 入 64(貸)受 取 手 形 40
買 掛 金 24
3)(借)当 座 預 金 48(貸)受 取 手 形 50
手 形 売 却 損 2
―――――――――――――――――――――――――――――
<総勘定元帳>
―――――――――――――――――――――――――――――――
当座預金 買 掛 金
3) 48| |2) 24
| |
受取手形
1) 90|2) 40
|3) 50
仕 入 売 上
2) 64| |1) 90
| |
手形売却損
3) 2|
|
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