できる人の会計思考入門
第1章 頭の中に、「バランスシート」をつくる!
日経新聞がどんどん深く読めるようになる!
経済取引は、この「3パターン」しかない!
会計の基本1文型?資産が増えたケース
会計の基本2文型?資産が減ったケース
会計の基本3文型?「現金を支払って、設備を購入した」ケース
たとえば、GMの破綻を会計的に考えてみると
そもそも、「会計の役割」って何?
会計の「暗黙の了解」と「最優先課題」
なぜ、破綻した会社を「公的資金」で救うの?
まずは「これだけ」!ニュースによく出る会計用語ベスト10
第2章 会計的に考えると世の中はこんなに面白い!
学校では教わらない「経済ニュース」の読み方
「個人消費」に注目すると、断然面白くなる!
「衣食住余」?経済政策を見るときのポイント
たとえば、「定額給付金」の狙いは何だった?
「在庫が増えて困っている」 このニュースから何かわかる?
「会計は、経済に、経済は、政治に勝てない」
「政治不信→消費不振→経済悪化」のスパイラル
「財政政策」と「金融政策」に注目!
「政治を厳しくチェックする目」を持とう
景気の良し悪しを測る2つの「ものさし」
経済を「お風呂の湯」にたとえてみると?
この「グラフ」を見て、何か気づきますか?
お金はどこからやってくるのか?
日銀は毎月5,000億円を供給している!?
「お金が余る」と、世の中はどうなるか
「インフレ」はこうやって起こる
日銀の「金利」の上げ下げがなぜ重要か?
第3章 時事問題を極上の経済ドラマに変える!
できる人は、「経済ニュース」をこう読んでいる!
経済ニュースを「知識貯金」に変える!
「マクロ」「ミドル」「ミクロ」の3つに分類する
「マクロ」経済ニュースの読み方?半年後に何か起こるか?
「ミドル」経済ニュースの読み方?ちょっと先の未来を予測
「ミクロ」経済ニュースの読み方?教養や法律知識を高める
日経新聞の「構成」はこうなっている
「財務は?」「利益は?」という視点を持て
「会計センス」を飛躍的に高める方法
「経済系記事」と「会計系記事」を分けて読む
時事問題を「マクロ視点」で料理する
たとえば「ゼロ金利政策」と出てきたら
「円高が日本経済に与える影響」をすぐ言える?
「日経平均」はなぜ重要な指標なのか?
「小さな政府」「大きな政府」って何のこと?
「ケインズ理論」をちょっと勉強してみよう
”ケインズ的”企業の不況対策とは?
第4章 こんなにすごい!「会計思考」
一仕事力を劇的に高める「数字センス」と「経営感覚」
ミドル・マクロ視点の経済ニュースを読み解く!
企業の「経営戦略」が手に取るようにわかる
ニュースの背景にある「業界特有の問題点」を見抜け
GM、フォード、トヨタの「失敗」から何かわかる?
「労働問題」にかかわるニュースには要注意
「地域経済」を活性化するキーワードとは?
「経営者」に関するニュースは、ここに注目!
「その会社ぱ”挑戦”しているか?」という視点
M&Aの記事は「シナジー」と「追加コスト」がポイント
企業の「不祥事」から何を考える?
「雇用問題」は、景気を読む重要指標
トヨタの社長が創業家から返り咲いた理由
実例 一会計ニュースの「3文型」分類法
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- 公式法変動予算(2級工業簿記)
公式法変動予算の定義 製造間接費を管理する方法 操業度(生産量や稼働時間)の増減に応じて予算額が変動 関連用語 固定予算、製造間接費の管理、予定配賦、配賦差異など 予算の概念 将来の一定期間における事業計画の財務面を示す経営計画 製造間接費は「変動費」と「固定費」に分けて管理 変動費 操業度の増減に応じて変動する原価(例:水道光熱費、間接材料費) 固定費 操業度に関わらず一定額が発生する原価(例:家賃、リース料) 変動予算の特徴 固定費は操業度に関係なく予算額は変わらない 変動費は操業度に応じて予算額が調整される 具体例 フル操業(500時間)、変動費率700円、固定費600,000円の場合 500時間の予算額: 700円 × 500時間 - 受取手形(3級・2級商業簿記)
受取手形 手形は売上代金の回収方法の一つで、現在は手形レス化が進んでいる それでも簿記学習には重要なテーマ 受取手形の定義 将来の一定期日に、手形に記載された代金を受け取る権利を表す資産勘定 関連用語 売掛金: 商品を販売して代金を後で受け取る権利 売上債権: 売掛金と受取手形を合わせたもの 貸倒引当金: 売上債権に関連し設定される 売上代金の回収方法 現金売上: 代金をその場で受け取る 掛売上: 後払い、未回収の代金は「売掛金」 受取手形: 取引先が発行した約束手形を受け取った場合 取引例 商品40万円を売上げ、20万円を現金で受け取り、残り20万円を約束手形で受け取る 仕訳例 売上 400,000円 現金 200,000円 受取手形 200,000円 - 報酬、連結決算、有価証券報告書
報酬 職務の遂行に対する対価として支払われる現金やその他の資産。 従業員の報酬 給与手当(指示命令系の仕事)。 役員の報酬 役員報酬(専門家としての経営成果に対する報酬)。 経営プロフェッショナルとして経営を委託されるため、給与とは区別される。 専門家報酬 会計士や税理士に支払う報酬(業務委託の形)。 連結決算 親会社と子会社などの企業群の決算を合算して、グループ全体の損益を算出する手法。 上場企業においては、単体決算だけでなく、連結決算が重視される。 連結決算に基づく財務諸表は「連結財務諸表」と呼ばれる。 英語表記は「Consolidated Financial Statements」。 有価証券報告書 上場企業や一定規模以上の企業が作成し、外部に開示する義務がある報告書。 - 製造間接費(2級工業簿記)
製造間接費の定義 製造間接費は、間接材料費、間接労務費、間接経費の合計額。 これらの費用は直接製品に関連付けられないため、基準を用いて製品に配分する。 製造間接費の配分基準 直接作業時間や機械運転時間、直接労務費などが配分基準として使用される。 作業時間が多い製品には、より多くの製造間接費が配分される。 関連する用語 間接材料費、間接労務費、間接経費、配賦率、配賦、仕掛品 など。 配賦率は、1時間あたりの製造間接費を示し、基準に基づいて製品ごとに製造間接費を配分するために使用される。 製造間接費の配分方法 製造間接費は直接製品に関連付けられないため、合計額を配分基準に基づいて配分する。 直接作業時間や機械運転時間などの基準を使用して、配賦率を算出し、製品ごとに配分。 - 退職金、総務、経理
退職金 簿記2級から登場、簿記1級では頻繁に出題 企業で長年働いた役員や従業員に支払われる金銭 長期間の勤務に対する対価として、支払額は大きくなることが多い 退職金を毎年積み立てることが望ましい 退職給付引当金として負債計上 役員への退職金は「退職慰労金」と呼ばれることもある 簿記では従業員に対する退職金の引当金を覚えることが重要 総務 企業内で重要な役割を担う管理部門 人事、経理、広報などの専門部署がない場合、業務をまとめて担当 企業によって役割や業務内容が異なる 大企業では株主総会の準備や社長秘書業務なども含まれる 中小企業では管理業務のほとんどを担当することがある 営業部門や製造部門などの専門部署以外の事務を担当 経理