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為替相場の変動と損益計算書の表示

外貨換算会計については、昨年も取り上げたことがあり、
そのときの読者様からもご感想のメールをいただいたりして、
非常に好感触でした。
あれから、ものすごく読者数が増えたこともあり、はじめての
方も多いと思いますので、
今回は、久しぶりに為替換算についての会計的なお話をいたします。
まず、外貨建てで表示されている取引のことを、「外貨建て取引」と
いいます。
この外貨建て取引、高度に国際化された昨今では、未公開企業の規模
でも、非常に活発に行われるようになりました。
取引の証拠資料となる原始証憑(げんししょうひょう;帳票類のこと)
が、外貨で表記されているケースもままありますね。
ところで、この外貨取引、会計記録を行ううえで、どんな影響が
でてくるのでしょうか。
入門的なことを、まずは一緒に考えてみましょう。


(事例1)A社は、輸出業を営んでいる。
     8月中の掛け売上高は500,000ドル(=500千ドル)であった。
     換算に際しての8月の為替レートは、1ドル110円とする。
     ※掛け売り…つけ「=後払い」による売上のこと。
      売上代金の未回収額を「売掛金(うりかけきん)」と
      言います。
      貸借対照表 (千円)     損益計算書 (千円)
 ―――――――――――――――    ―――――――――――
 普通預金   0|            売上高   55,000
        |             :     :
 売掛金 55,000|
        |                  ――――
        |利 益 55,000 ←   利 益   55,000(+)
        |                  ====
55,000千円=500千ドル×110円
このように、取引日に関連する為替レートに外貨を掛けて、円換算します。
(事例2)A社は、上記の売掛金500千ドルを、9月に全額回収し、
     円建ての普通預金に円転した。回収時の為替レートは、
     1ドル115円だったとする。
      貸借対照表 (千円)     損益計算書 (千円)
 ―――――――――――――――    ―――――――――――
 普通預金57,500|            売上高   55,000
        |             :     :
        |            営業外収益     :
 売掛金    0|             為替差益  2,500
        |             :     :
        |                  ――――
        |利 益 57,500 ←   利 益   57,500(+)
        |                  ====
57,500千円=500千ドル×115円
2,500千円=(115?110)×500千ドル
事例2では、売上時(8月)の1ドル110円から、回収時(9月)の
1ドル115円と、5円ほど円が安く(=円安)なっています。
これにより、同じ1ドルの通貨でも、8月のときよりも円転した額が
9月では5円ほど多くなります。
このように、輸出企業においては、円安は為替差益という営業外の収益
が発生し、利益を増加させる要因となるのです。
もちろん、円高になれば、輸出企業では反対に利益を減少させる要因と
なりますね。
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