(取引その3)商品を売り上げて、現金を受け取った。
基本取引その3、商品の売上の際の現金取引を学びます。
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lesson.004
★ 5分でわかる!使える!!簿記入門 ★
2004.05.31
(月・水・金の午前中配信)
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【CONTENTS】
○ (取引その3)商品を売り上げて、現金を受け取った。
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たとえば、事業活動のなかで、商品をお客に売れば、お金をもらうことが
できますね。
取引例:商品を売り上げ、現金80万円を受け取った。
取引の分解 ⇒ 「現金80万円の増加」(結果)と
「売上という行為」 (原因)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
* *
* ― 総 勘 定 元 帳 ― *
* *
* *
* (入) 現 金 * ↑
* * 財
* 80万円 | *
* | * 産
* * ↓
*――――――――――――――――――――――――――――――*――
* 売 上 (発生) * ↑
* * 儲
* | 80万円 *
* | * け
* * ↓
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
☆ ここで、ワンポイントです。
「現金」という財産と、「借入金」という借金、「資本金」という
元手は、簿記の世界では“財産の増減関係”として、とらえます。
たとえば、日常生活でも、「銀行からの借金」や、「元手」は、
それを返済・返還するまでは、ずうっと残りますよね。
それにたいして、売上という行為は、ある年度に「一年分」を
集計したら、次の年度は、また「0円」からスタートし、前年の
一年合計をもちこしません。
これは、「わが社の売上高は、前年比でアップ(ダウン)した!」
などと、一年単位の合計の比較としてみることからもわかります。
つまり、毎年、一年分を計算したら、次の年は、0からスタート
しなおすのです。
この点は、個人でも、「年収が去年より10%アップした!」
なんていう表現をすることからも何となく、想像できますよね。
すなわち、「儲けの計算」は、毎年、一年分を集計したら、0円
にリセットして、翌年に繰越すのです。
…とりあえず、今は、だいたいのイメージだけ、もっておけば十分
でしょう!
◆練習問題
次の取引を、総勘定元帳に記入してみましょう。
取引1 現金100万円を、銀行から借り入れた。
2 200万円の現金を、店主が元入れした。
3 270万円を売り上げ、現金を受け取った。
(解答用紙)単位:万円
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
* *
* ― 総 勘 定 元 帳 ― *
* *
* *
* (入) 現 金 借入金 (発生) *
* *
* 1( )| |1( ) *
* | | *
* 2( )| *
* | *
* 3( )| 資本金 (発生) *
* *
* |2( ) *
* | *
* *
*――――――――――――――――――――――――――――――*
* 売 上 (発生) * ↑
* * 儲
* |3( ) *
* | * け
* * ↓
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
(こたえ)単位:万円
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
* *
* ― 総 勘 定 元 帳 ― *
* *
* *
* (入) 現 金 借入金 (発生) *
* *
* 1(100)| |1(100) *
* | | *
* 2(200)| *
* | *
* 3(270)| 資本金 (発生) *
* *
* |2(200) *
* | *
* *
*――――――――――――――――――――――――――――――*
* 売 上 (発生) * ↑
* * 儲
* |3(270) *
* | * け
* * ↓
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
⇒ 次回は、現金増加のまとめを行います。
さらに、総勘定元帳の記入とならんで重要な記録方法、「仕訳」に
ついても勉強します。
お楽しみに!
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