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財検プロジェクト
2006年11月04日更新

 ■ 財検プロジェクト(草案) ■

柴山会計ソリューション 財検プロジェクト推進室


■財検の目指す役割

 日常生活のベースとなる「会計的な判断力、数字のセンス」を向上させるため、知識・学習機会を提供し、
 検定試験への取り組みで各人のモチベーションを高める役割を果たす。


■「財検」という名称にこめられた意味・願い

 1.「社会にとって、必要な人『』としての『』定試験」であること。

 2.「経済活動の基本となる、『財』産の管理・説明(=会計)に関する『検』定試験」であること。

  ※起案当初(2005.9月)は、「財務分析力検定の略」として名称が考えられたが、現在では、
    その意義を、分析力に限定せず、より一般的なものとして再規定した。


■「財検」プロジェクトに関する、初期草案の閲覧

 ここをクリックしてください ⇒ 財検普及プロジェクト(案) 


 なお、特に財検の初期における重要な役割のひとつとしては、
柴山会計ソリューションの教育方針をもっとも反映している「 会員制CDセミナー 」の
 学習者にとって、学習段階の指針となるテストとしての役割も、担います。

 さらには、公的に、大手企業の会計に関する社内研修や人事考課、ひいては履歴書の特技や
 資格としても表記できるような公共性を持つことも、将来的には目標としています。



■実施スケジュール


 1.2006年12月中  (1)2007年中の具体的な実施計画の発表

               (2)モニターテストの実施(全20問程度)


 2.2007年5月   第1回 財検の実施予定(入門・基礎レベル:4級および3級)


 3.2007年11月  第2回 財検の実施予定(入門・基礎〜中上級レベル:4級〜2級)


■財検の対応教材  : 主教材…会員制CDセミナー (2005.8月〜)
                その他…柴山塾ほか

  ※会員制CDセミナー(おおよそ、過去1年分から70%の出題)の学習範囲で、
    2級までの内容が80%以上解けるように、検定レベルを調整する計画です。

  ※会員制CDセミナー受講生には、きちんと復習をすれば、一定の効果が
    しっかりと確認できるよう、テストを作ります。
    会員制CD以外の方にも、参考図書を、11月中にご案内する予定です。



■サンプル問題


 問題1  A社は、3月31日決算である。
       A社は、3月30日に、下記の取引を行った。この説明として
       もっとも妥当なものを、選択肢1〜選択肢4のなかから選んでください。

     取引 :得意先B社に、商品50個(1個当たり原価5千円、1個当たり売価8千円)
          を引き渡し、同日、代金の40%を現金で受け取り、残りの60%については
          請求書を渡した。請求書の支払期限は翌月(4月)の15日である。

    選択肢:
         1 A社の売上高は、25万円である。
         2 B社の仕入高は、40万円である。
         3 A社の売上高は、現金回収高の16万円である。
         4 A社の売上高は、請求額の24万円である。


       (参考)関連する会計原理 …実現主義の原則 、 原価主義。


 問題2  X社(上場企業)は、3月15日に自社株を50株取得した。
       X社の株価は、3月15日時点が9万円、3月31日時点が10万円だった。
       3月31日時点での、X社の決算書表示について、正しい説明を選んでください。

    選択肢:
         1  X社株の取得は、有価証券の取得なので、流動資産として、500万円を
           バランスシートに計上する。
         2  X社の株主に対する借入の返済と同様に考え、バランスシートの
           借入金から450万円を控除する。
         3 X社の株主に対する利益の還元と考え、バランスシートの
           利益剰余金から、期末時価×株数=500万円を控除する。
         4 X社の株主に対する出資の払い戻しと考え、バランスシートの純資産
           から、原価×株数=450万円を控除する
   


 問題3  X社が行った上記の自社株取得が、今後に与える影響について説明した
       下記の選択肢より、もっとも妥当と思われる者を選んでください。

    選択肢:
         1  X社株を買い戻すことで、市場に流通する株数が減ることから、
           需給が逼迫して、株価が上昇するという一般的な効果がある。
         2  X社株を買い戻しても、業績には影響しないことから、財務指標には
           いっさいの変化がない。
         3  自社株の取得は、ずっと以前から、有効なM&A対策として日本で時折
           採用されていた。
         4  X社株は、株式市場で時価が形成される金融商品であるから、
           X社のバランスシート上では、期末に時価評価しなければならない。
           これは、新会計基準の規定に従った処理である。



答え

問題1  「  2  」 

    売上高は、「商品の引渡し」と「対価の受領・確定」の時をもって計上される。
    これを、「実現主義の原則」という。
    したがって、A社の売上高は、引渡し高である40万円(50個×8千円)となる。

    売り手にとっての売上高は、買い手にとっての仕入高と関連することは、
    普通に考えれば、自明である。
    したがって、ここではB社立場における仕入高は、「50個×8千円」で、
    40万円円と、素直に考えればよい。

    なお、棚卸資産や固定資産(設備など)の資産の取得時の評価(原価)は、
    「その取得に要した支出額」で決まるのが原則である。
    このような考え方を、「取得原価主義」という。

    (参考)選択肢3  現金回収額 50個×売価8千円×40%=16万円
         選択肢4  請求額(売掛金) 50個×売価8千円×60%=24万円
  


問題2  「  4  」

    自己株式は、いぜん株式を発行し、払い込みを受けた取引のまったく逆の
    取引であるから、その性質を出資の払い戻しと考え、純資産から、「原価」で
    控除する。(50株×9万円=45万円)
    よって、純資産から450万円を控除すると記述された、「4」が正解となる。

    なお、「3」の説明にある、「利益の還元」という趣旨も、自己株式の取得では
    重要なメリットの一つである。「3」が誤りなのは、「時価500万円」を
    「利益剰余金」から控除すべきと説明した、2点にある。

    参考までに、選択肢1の「資産取得説」は、現行商法になる前の、
    古い制度で採用されていた考え方である。


問題3  「  1  」
   
    自己株式の取得(自社株買い)は、市場の流通株式数を減少させるので、
    供給数の減少から、株価が上昇しやすい。

    なお、自己株式の取得額の分だけ純資産が減るから、
    ROE(自己資本利益率)や自己資本比率などの財務分析指標に影響が
    でる。したがって、選択肢2は誤り。

    つぎに、自社株の取得は、以前は株主平等の原則に反するなどの理由から
    禁止されていた。よって選択肢3も誤り。
   
    選択肢4が間違いなのは、問題2の選択肢2および3の知識を
    思い出せばよい。自己株式は、取得原価でB/S表示される。



                                                以  上



今後、企画進行の過程で、当初の計画が変更になることもありますので、ご注意ください。


ご意見、ご感想などがありましたら、お気軽にお寄せください。 ⇒ NQE09525@nifty.com


以降、プロジェクトに進展、修正などの変化があり次第、順次、ページを更新していく予定です。







                                    2006.11.4 

                           合資会社柴山会計ソリューション

                                代表 公認会計士  柴山政行




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