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円安・株高が今週以降強まるかも?

12 月 8 日(日)の日経一面からです。
金融市場では、今週の週明け以降、一段落していた円安・株高の傾向がふたたび強まるのではないか、と予測しています。
ご参考までに、12 月 9 日までの一週間の株価(終値)を振り返ってみましょう。
2013 年 12 月 9 日 15,650.21(今週月曜)
———————————————
2013 年 12 月 6 日 15,299.86(金)
2013 年 12 月 5 日 15,177.49(木)
2013 年 12 月 4 日 15,407.94(水)
2013 年 12 月 3 日 15,749.66(火)
2013 年 12 月 2 日 15,655.07(先週月曜)
これをみると、たしかに先週の月曜15,655.07円から、先週金曜は 15,299.86円と減少傾向にありました。
それが、今週初めの月曜には 15,650.21 円と、ちょうど一週間前の水準に戻しています。
では、為替相場はどうでしょう。
2013 年 12 月 9 日 103.27 円
2013 年 12 月 6 日 102.90 円
2013 年 12 月 5 日 101.78 円
2013 年 12 月 4 日 102.35 円
2013 年 12 月 3 日 102.49 円
2013 年 12 月 2 日 102.94 円
こちらは、12 月 6 日に 102.90 円へと円安傾向になっていますが、その前の日まではたしかに 101 円台後半まで円が上がっていますね。
そして、12 月 9 日には円安になっています。
ちなみに、日本経済を見るうえで重要な「相場の 3 兄弟」は、株価・為替・金利です。
3 兄弟のうち2つまでは、週明けの予想が「株高」「円安」の方向でまとまりました。
では、残る一つ「金利」はどうなっているでしょうか。代表的な金利指標の 10 年債で見てみましょう。
2013 年 12 月 9 日 0.660%
2013 年 12 月 6 日 0.670%
2013 年 12 月 5 日 0.645%
2013 年 12 月 4 日 0.630%
2013 年 12 月 3 日 0.630%
2013 年 12 月 2 日 0.610%
12 月 2 日から 12 月 6 日までは、金利上昇トレンドにありました。
それが、9 日になって下がっています。
以上からわかることは、先週一週間の特徴として
・株価が下がってきていた
・円高傾向になっていた
・金利が上がっていた
こんな現象の組み合わせですね。
これは、何を意味するのでしょう。
いろいろな見方がありますが、ひとつには、次のようなストーリーが考えられます。
(1)日本円の金利が上がると、
(2)日本円での預金の需要が高まるので、円通貨の価格が高くなる。
(3)円通貨の価格が高くなると、円高になる。
(4)円高になると、輸出企業が不利になり、輸出企業を中心に株価が下がる。
反対に、
(1)日本円の金利が下がると、
(2)日本円での預金の需要が弱まるので、円通貨の価格が低くなる。
(3)円通貨の価格が低くなると、円安になる。
(4)円安になると、輸出企業が有利になり、輸出企業を中心に株価が上がる。
このように考えると、
・金利上昇→円高→株価安
・金利下降→円安→株価高
このような組合せのセオリーが浮かんできます。
他の要因もあるのですが、じつは「金利が上がると株価が下がる」というのは、わりとよく知られているお話です。
逆に低金利だと株価が上がりやすいです。
そのような流れを、今回の新聞報道記事を通してイメージしていただけたら嬉しいです。

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