米系コンサル会社がビジネス書出版ファンド設置(2007.2.19)
さて、時事問題です。
日経新聞2月12日の記事を見ると、9面に面白い話が
書かれていました。
米系のコンサルティング会社アーサー・D・リトル・ジャパンが、
ファンドを作って、そのファンドを事業主体とした出版事業に
着手する、とのことです。
出版事業については、私も興味があって、ちょっとだけ調べた
時期がありました。
私の場合は、雑誌を発行できないかと思い、雑誌創刊の
許認可、準備、必要な資本などについてちょこっとですが
調べたところ、現在はかなり発行社数が多くて、新規参入は
むずかしいんだな?、というところで話が止まってます。
このように、雑誌の例でも思ったのですが、
出版事業は伝統もあるし、供給業者の数も多いし、
直接参入は難しいだろうな、という印象です。
それが関係してかどうかはわかりませんが、記事によると、
この米系コンサル会社さんは、ビジネス書を1タイトル
出すごとに1ファンドを作るのだそうです。
手始めに、第1弾として、2月下旬に発売予定のビジネス書
を出版するためのファンド(570万円)を設け、
出版社に出版作業を委託、全国に販売するとのことです。
実際にはどうかわかりませんが、
もしも匿名組合形式なら、出資者は有限責任なので、
出資額の範囲でリスクが限定されます(万が一事業が失敗しても、
出資額を超えて債務の返済責任を問われることはない)。
このファンド、年に5本程度作る予定とのことですが、
ケーススタディーとしては、興味深いところですね。
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