お問い合わせはこちらから

固定資産の売却(カンタンなケース)


固定資産を売却したい場合には
以前購入した価格と現在の評価額とでは差がでるため、
それを考慮し、仕訳を行う。
————————————————————————————–
                              lesson.030
  ★ 5分で完結!小学生でもわかる簿記入門 ★
          
                     (読者数1450人) 2004.07.30
 関連HP  https://bokikaikei.net/       (月・水・金 午前中) 
————————————————————————————–
【CONTENTS】
 ○ 固定資産の売却(カンタンなケース)
(※図が見にくい方は、画面の表示を等幅フォントにしてみて下さい!) 
————————————————————————————–
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 ○ 固定資産の売却(カンタンなケース)
 営業の目的に供するために、長期間保有する資産を、固定資産といいました。
 固定資産には、3つの種類がありましたね。
 1.有形固定資産:形のある固定資産(建物、備品、車両、土地など)
 2.無形固定資産:形のない固定資産(借地権、商標権、電話加入権など)
 3.投資その他の資産:投資などの資産(敷金保証金、保険積立金など)
 そして、日商検定3級では、有形固定資産を扱うのでした。
 (復習)有形固定資産の取得
 (例)パソコン(備品)を、現金で取得した場合
【仕訳(バックナンバーlesson.005 6月2日号参照)】 
 (借)備     品  ×× (貸)現     金  ××
【転記】
 +    現   金       
 ―――――――――――――――  
        |     ××       
        | 
 +    備   品       
 ―――――――――――――――  
      ××|           
        |               
 ※備品の例:パソコン、書棚、事務机など
 では、上記を踏まえて、今日のお話です。
 たとえば、パソコンを購入した後で、寿命が来る前に、新型の製品が
発売され、そっちに買い換えたいから、今のパソコンを売却したい、なん
ていう場合も、当然に出てきます。
 その場合は、上記と反対の仕訳・転記をすればよいわけです。
 そのさい、会社で登録しているパソコンの帳簿上の評価額と、実際に
市場で売却できた金額とは、差が生じるのがふつうです。
 その差が帳簿上の評価額よりも売却額のほうが大きければ、「固定資産
売却益」、反対ならば、「固定資産売却損」という勘定科目で処理するわ
けです。
 ※売却益が生じるケースの、固定資産売却処理
 (借)現     金  ×× (貸)備     品  ××
                   固定資産売却益  ××
【転記】
 +    現   金       
 ―――――――――――――――  
      ××|            
        | 
 +    備   品           固定資産売却益  + 
 ―――――――――――――――  ―――――――――――――――
        |     ××         |     ××
        |     
 ◆ 練習問題
 次の取引を、仕訳・転記しましょう。
   A社は、手持ちの備品(帳簿上の評価額\300,000)を\360,000で
  売却し、現金を受け取った。
【解答用紙】単位:円
 <仕訳帳>
   ―――――――――――――――――――――――――――――
   (借)           (貸)
   ―――――――――――――――――――――――――――――
<総勘定元帳>
  ―――――――――――――――――――――――――――――――
 +    現   金       
 ―――――――――――――――  
        |            
        | 
 +    備   品           固定資産売却益  + 
 ―――――――――――――――  ―――――――――――――――
        |                |       
        |               
                
  ―――――――――――――――――――――――――――――――
【模範解答】単位:円
 <仕訳帳>
   ―――――――――――――――――――――――――――――
   (借)現     金 360,000(貸)備     品 300,000 
                    固定資産売却益 60,000
      
   ―――――――――――――――――――――――――――――
<総勘定元帳>
  ―――――――――――――――――――――――――――――――
 +    現   金       
 ―――――――――――――――  
     360,000|            
        | 
 +    備   品           固定資産売却益  + 
 ―――――――――――――――  ―――――――――――――――
        |    300,000         |    60,000  
        |                     
  ―――――――――――――――――――――――――――――――

…時事問題で、たのしく会計知識をマスターしたい方は
「会員制CDセミナー」 → https://bokikaikei.net/01cd/5.html
… 上場企業の実践分析講座 
 「柴山塾」→ https://bokikaikei.net/04jirei/66.html

法人税申告書の作成実務

無料メール講座

  • 一般原則解説セミナー
  • 連結財務表の基礎
  • 財務諸表のイロハのイ
  • 領収証の基礎知識
  • 勘定科目と仕訳の基礎
  • 日経新聞の読み方
  • 小学生でもわかる簿記入門無料メール講座
  • 柴山式簿記1級スピード合格法無料メール講座
  • 簿記2級独学合格メソッド 無料メール講座

法人税申告書作成の実務

法人税申告書

社長BOKIゲーム企業研修

社長BOKIゲーム企業研修

無料メールマガジン

会計スキルアップ無料講座

プロフィール

公認会計士・税理士 芝山政行

著書一覧

著書一覧

新着記事

カテゴリー

運営会社

芝山会計ラーニング株式会社 東京都新宿区高田馬場1-33-13
千年ビル804号
TEL:03-6265-9540
FAX:03-6265-9541
取材・お問い合わせ