かしこい株式投資 決算書で年利20%を目指す
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現在の日時:11月 10日 7:25 — 日本の証券市場はあと1 時間 35 分で開始します。
今から5年以上前の話です。
一度、財務分析の知識を使って、小遣い稼ぎの感覚で、ある家電会社の株を購入しました。
正確なところは忘れましたが、たしか、1株約70円で、2000株ほど買った記憶があります。
金額にして、14万円程度です。
そして、買った当初は、毎日のように日経新聞の株式欄を見て、上がった、下がったといっては
一喜一憂していました。
しかし、もともと熱しやすく冷めやすい(?)性格もあって、そのうち、買ったことを忘れ、
一年以上放っておいたのでした。
それが、一年半も経ったある日、ふと新聞の株価を見てみると、いつのまにか1株140円ぐらい
にまで上がっていました。
一年半前の仮説どおりに、そのときは株価が上昇しました。
私の予想では、長期的な分析手法だったことから、2年はかかるかと思っていたので、ちょっと
驚きでした。
おかげで、1年半で元本の2倍のささやかな利益を手にすることができました。
ただ、そのときは一度だけの投資だったので、偶然だったのかもしれません。
そして、それから何年も経った現在。
2004年の好況を背景に、株式市場は活況を取り戻し、ちまたの本屋さんには、
「株のデイトレードで○○億円儲けた!」式の書籍が、ところせましと並ぶようになりました。
それらによると、「テクニカル分析」とか、「5分チャート」とかが、これからの株式投資には
重要で、もはや、四季報や会社の決算に基づいた株式投資が不要であるかの論調も、
少なくありません。
たしかに、結果を数年間出し続けた方の言葉には、説得力がありますよね。
テクニカル分析という手法は、とても魅力的ではあります。
ですが、私はもともと証券会社にいたわけでもないし、何年にもわたって専門的なトレードの
勉強をしたわけでもありません。
多くの方は、おそらく、同じ境遇だと思います。
しかしながら、幸いなことに、私は会計については専門家です。
その経験を活かし、財務分析手法を使って銘柄選びをしてみることはできないだろうか、と
日ごろから考えていたのでした。
そこで、今回は、初の試みとして、とりあえず、私が以前の投資のときに使用した仮説に基づいて、
機械的に、全上場株から、「10銘柄」を、任意に選んでみました。
具体的には、、簡単な決算書の検討(第3ステップの簡易診断)を経て、会計理論的には、
バーゲンと思える銘柄のサンプルを、6月2日時点で10ほど選んでみたのです。
そして、それから12日経った6月13日(月)の終値が、どの程度上昇しているか、
を表にしたのが下記です。
※ なお、下記のN社(NECマシナリー)は、9万円強の資金で、柴山みずから購入しました。
その後の最新情報は、本メルマガの最新号をご覧下さい。
⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000159911
【3ステップのうち、2ステップをクリアーしたサンプル(上位10銘柄)】
※本ページの目的は株式投資の勧誘ではありません。
最終的なご判断は、ご自身の責任で、よろしくお願いいたします。
会社名 | 2005.6.1の終値(円) | 2005.6.20の終値(円) | 値上り率 | |
D社 | 281,000 | 286,000 | 1.78 | |
A社 | 614 | 712 | 15.96 | |
P社 | 665 | 685 | 3.01 | |
A社 | 600 | 885 | 47.50 | |
T社 | 3,530 | 3,670 | 3.97 | |
S社 | 63,500 | 62,700 | ▲1.26 | |
N社 | 920 | 923 | 0.33 | |
T社 | 466 | 493 | 5.79 | |
J社 | 392 | 430 | 9.69 | |
T社 | 347 | 358 | 3.17 | |
単純平均 | 8.994 | % |
10銘柄で、22日後は9勝1敗、という途中経過になりますでしょうか。
なお、すでに50%近くあげている株もあるのですから、驚きですね
※ 単純平均の増減率8.994%は、10銘柄の増減率を単純に合算して、
それを10で割った数値です。
いいかえれば、上記の10社の株を、たとえば仮に10万円ずつ購入して
100万円投資したとすれば、20日後に、約9万円の含み益になっている、
というイメージです。(ただし、売買手数料と税金は考慮していません。)
10銘柄程度の分散投資をすると、8割以上の勝率ならば、全体として、
パフォーマンスがかなり良いほうで安定しますね。
ちなみに、上記で選んだ銘柄の、財務分析から得られた今後1年間の目標値は、
2005.6.1時点の終値の1.2倍以上です。(つまり、年利20%以上ですね!)
この目標を達成する銘柄が何社出てくるのか、個人的には期待しています。
(なお、 もしも「いい方に化ける」ことができれば、数年前、私が体験したときのように、
いずれ2倍以上になる、という可能性も秘めているはずです。)
そして、
6月中旬にまぐまぐから配信される予定の
無料メールマガジン「素人の株式投資日記」では、
隔週で、次の内容を、興味がもてるように配信していきます。
●上記の選定銘柄の具体的な名前と、損益の推移(以降、変更することがあります)
●これらの銘柄が財務分析の観点から選ばれた理由(その他の銘柄も取り上げます)
●決算書を分析した観点から、各社の財務体質、将来性についての独自の解説
いうなれば、「株式投資を実践しながら、企業財務にも強くなろう!」という、
欲張りな企画なのですね。
本メルマガは、、肩肘の張らない、誰でも定期預金の感覚で、それでいて今までより
ちょっと経済や会計のことに詳しくなりたい、という方に、ぜひ読んでいただきたいです。
「株式投資のための財務分析」
株式投資のリターンももちろんですが、ぜひ、こちらの知識も見につけてください。
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【注】 本ページの目的は株式投資の勧誘ではありません。
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2023年8月30日の日経18面で報じられていました。 オリンパスの売上高当期純利益率がなんと100%を超えたという珍しいケースです。 普通は、売上高を100とするならば、営業利益は5~8%程度、当期純利益は税引き後なので3~5%くらいがよくあるケースです。 営業利益率が10%以上になってくると、本業で結構儲けが出ている印象を受けます。 個人的には非常に良いイメージですね。 この点、オリンパスさんの営業利益率は13%を超えていますので、一般的な視点で行けば本業での好調さが想像されます。 そして、そこから一定の調整を経て、さらに法人税等が差し引かれるので、営業利益よりも当期純利益は少なくなるのが通常です。 しかし! - 【読んでみたい一冊】週3バイトが東大合格した時間術の本
今回は時間術に関する興味深い視点の本をご紹介します。 限られた時間で効率よく勉強しながら東大に合格した実体験から自身で身に着けた時間管理ノウハウを本にまとめたものです。 ユニークな視点でなるほど~、と思わせるところが多いのと、読みやすく短時間で一気に通読できることから、手軽に時間生産性を上げるためのヒントとして、動画で取り上げてみました。 全部で3章構成からなっているのですが、その全体フローがそのまま企業コンサルの手順にも応用できます。 すなわち、 ステップ1 ムダを削減する ステップ2 今の仕事の効率を上げる ステップ3 それを継続する です。 こうやって書いてみると非常にシンプルですが、そのシンプルさの中にこそ、マネジメントの本質が隠されていることもあります。